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寄木神社
日時:2019年11月30日(土)13:30-15:30
担当:大山光彦、阿久根直子(以上、社会人スタッフ)
建物解説:洌崎町会会長、副会長
入場者数:149名
《寄木神社》は他の公開建物から少し外れた場所にあることや、主たる見どころが文化財である「伊豆の長八の鏝絵(こてえ)」ということで、建物に関心を持つ参加者がどれだけ来るのか心配でした。しかしその心配は杞憂で、2時間という公開時間中ずっと訪問者が途絶えることなく大盛況でした。受付担当二人は参加者がスムーズに狭い社殿に入れるよう、10人ごとに整理券を配布し、入れ替え制で入場できるよう工夫することで混乱を避けるようにしました。これが功を奏し、途中ツアー団体が来場した際も、うまく時間調整をすることが出来ました。
また、当日は午後からの公開ということで、途中から日が陰り寒く感じましたが、先に社務所へ案内するなど外で待たせることなく、案内することが出来ました。何よりも好評だったのは、本殿内部や社務所での説明役を、地元・洌崎(すざき)町会の会長を初めとする皆さまが担当して下さったことです。参加者からは「詳細な説明が聞けて満足」との声が多く挙がっていました。参加者は男女バランス良く、年齢層も中高年が多く感じましたが、比較的若い層も訪れていました。小さな神社ですが、自慢の鏝絵だけでなく、土蔵を囲った本殿や社殿の見事な木彫、子どもを背負った狛犬や頭に灯明をともすカッパ狛犬など、他の見どころも多く、参加者は興味深く見入っていたのが印象的でした。多くの旧東海道ツアーの団体が立ち寄る名所というのも当然と感じました。
レポート・写真撮影:大山光彦
写真撮影:山田新治郎、和田菜穂子