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東京デザインセンター

日時:2019年11月30日(土)10:00-18:00
担当:永峰昌治、渡辺頼子、柏木裕幸、水谷恵子(以上、社会人スタッフ)、鈴木元太、三上佳祐(以上、学生スタッフ)
建物解説:船曳鴻紅(東京デザインセンター代表)
ツアー参加者数:1回目(15:00-15:40) 13名/2回目(16:00-16:40) 12名
入場者数:148名

《東京デザインセンター》は桜田通りから見ると5層吹き抜けの大階段ガレリアがあるため、一般の方もふらっと訪れやすい構造になっています。午前中はあまり多くの来場者の方はありませんでしたが、午後になりツアーが始まると、建物全体に活気が出てきて、それにつられて見学者も多くなってきた印象がありました。見学者はガレリアの写真を撮ったり、8階のテラスからの景色を眺めたり、それぞれで楽しんでいらっしゃいました。前回の「オープンしなけん」と違うポイントは、ガレリアの真ん中の踊り場にクリスマスツリーが設けられていたことです。陽が落ちてくるとツリーがライトアップされ、その様子を写真に収める方が多く見受けられました。ツリーを撮りに来る方は若い方が多く、建物内部まで見学される方は40代〜50代の方が多かったように思います。

建物解説は5階のギャラリーからスタートしました。建築のデザインを担当したマリオ・ベリーニのことや竣工までの経緯についてプレゼンしていただきました。その後、地下のガレリアホールに移動し、建材などを実際に触ったりしながら説明していただいたり、建物内のいくつかのオフィスにも特別にご案内していただきました。同じ建物内でもそれぞれのオフィスで個性があり、ツアー参加者の方も興味深そうに見学していました。8階はエレベーターホールや天井部のドームが特徴的です。テラスではこの土地と植生のお話もありました。最後にガレリアの一番上で、ミンモ・パラディノの彫刻について解説していただきました。参加者の方は終始興味深そうに解説をお聞きし、自分自身もツアーのサポートを通じ、建物を深く理解することができ、とても勉強になりました。

レポート:三上佳祐
写真撮影:神谷達之

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